理想は「ハウスメーカーを決める前にコンセプトを決める」のがいいですが、その後でも遅くはありません。
家づくり中は、色々な情報集めをします。
Instagramを見たり、ブログを読んだり、オシャレなお家を見ると真似したくなります。
ちぐはぐな家にならないように、まず最初にコンセプトやテーマを決めることが大切です。
コンセプト(テーマ)が必要な3つの理由
統一感がある家になる
オシャレな家の好みは、人それぞれですが、共通していることはその家には必ず統一感があることです。
自分が理想とする全体のイメージを決め、素材や色調を統一することで、家の設計やデザインのコンセプトの方向性を決めていきます。
床材や壁紙1枚で家のイメージがガラッと変わりますので、気を抜かずにしっかりと決めていきましょう。
家づくりの軸ができる
家づくりの「軸」とは、「どのような暮らしをしたいか」「家でどのような時間を過ごしたいか」「暮らしの中で大事にしたいことは何か」などの、理想の暮らしかたを表現したものです。
家づくりをするからには、「外気温に左右されない家に住みたい」「開放感のある家にしたい」「家事を楽にしたい」など、理想とする暮らしかたがあるはずです。
これらは、いわば自分の中にある「暮らしの価値観」。根底にあるこの価値観(=軸)をしっかりと持つことで、理想の暮らしができる家になります。
打合せがスムーズに進む
コンセプトを担当者と共有することで、打合せがスムーズに進みます。
家づくりは、施主はもちろん、設計士や現場監督、コーディネーターなど家づくりに関わる人がひとつのチームになって進んでいきます。
理想の家をつくるには、チーム全体が同じ方向を向く必要があるので、ひとつの指標として自分たちのコンセプトを全員に共有することが大切です。
そうすることで、自ずと理想の暮らしが実現できる家が完成するはずです。
我が家のコンセプト
ルンバで掃除ができる家
ルンバで掃除するためには、段差がなく、床にあまり物を置かないようにしなければなりません。
あまり家具を置かない、シンプルな暮らしができる家をコンセプトにしました。
掃除機はかけない!って決めました
寝る前や出かける前にルンバをポッチとするだけです
BBQを気軽に楽しめる家
家でBBQをすることが、夢でした。芝生が生えているような庭で気軽にするのは難しいと思ったので、タイルデッキのある暮らしをイメージしました。
これは私の希望です
工務店も「屋外リビングがある家」ってコンセプトだったもんね
2人でも作業しやすいキッチン
私たちは、夫婦で料理することが多いので、広いキッチンにして、料理しながらお酒を飲んだり、家族と会話できるような暮らしをイメージしました。
キッチンに一人は寂しい。。
キッチンにテーブルをくっつけたし、リビング全体を見渡せます
配色は3色までにする
使用する色を3色にすることで、誰でも失敗しにくく統一感の感じられる空間になりやすくなります。
置く家具もイメージしながら、床材や壁紙を選びました。
これは決めてて良かったね
ブレたとき原点に戻れたのが良かった
真鍮を入れたい衝動に駆られたときも、このコンセプトを思い出してとどまりました。
家づくりのコンセプト例
- 地震や火災などの災害がきても安全安心な家にしたい。
- 自然素材に囲まれた暮らしがしたい。
- 老後も住みやすいバリアフリーの家にしたい。
- ホッとする居心地の良い家にしたい。
- 家族でくつろげるスペースがある家にしたい。
- 在宅勤務できる家にしたい。
- 家の中では一年中半袖で過ごしたい。
コンセプトが決まらない
コンセプトが具体的に思い浮かばない方も多いと思います。
住宅展示場に行った際、下の方法を営業の方に教えてもらいました。
ハウスメーカーを決める前に、コンセプトを決めるのがいいかもね
・収納スペースが少ない
・キッチンですれ違うころが出来ない
・階段を上るのが大変
・生活動線が悪い
・地震が起きたとき怖い
・各部屋に収納スペースを作りたい
・Ⅱ型キッチンにしたい
・平屋に住みたい
・回遊動線を作りたい
・耐震等級3の家に住む
・洗面台は広くする
・在宅勤務できるスペースを作る
・トイレは2か所
ステップ1とステップ2で上げた項目に優先順位を付けて、その上位3つぐらいを家づくりのコンセプトにするといいと思います。
他にもナチュラルテイストや和モダン、カフェテイスト等々あります。