じゃらんは事前カード決済と現地決済どっちが得?取り直す人が選んではいけない理由

じゃらんで宿を予約するとき、支払い方法の欄で「オンラインカード決済(事前決済)」と「現地決済」のどちらかを選びます。なんとなく現地決済のまま進めた、という人も多いのではないでしょうか。

先に結論を書きます。クーポンや値下がりで予約を取り直す可能性がある人は現地決済、予約を動かさない人は事前のオンラインカード決済です。

理由はひとつで、じゃらんの支払い方法の変更が「片道通行」だからです。現地決済からオンラインカード決済への変更はできますが、その逆はできません。最初に事前決済を選ぶと、あとから選び直す道が閉じます。

この記事では、じゃらん公式の案内をもとに、どちらを選ぶべきかの判断軸と、事前決済を選んだときに引っかかりやすい落とし穴を整理します。キャンセル料の計算方法や、宿では発行されない領収書の受け取り方まで、決済まわりで迷うところをまとめました。

目次

【結論】早見表:あなたはどっちを選ぶべきか

自分がどのタイプに当てはまるかで決めてください。ひとつでも「現地決済」に当てはまるなら、現地決済で取っておくほうが安全です。あとから事前決済に変えられるからです。

あなたのタイプおすすめ理由
クーポンやセールで予約を取り直すことがある現地決済事前決済にすると戻せない。取り直すたびに決済とキャンセルが発生する
予約したら当日まで動かさない事前カード決済現地で財布を出さずに済む。ポイントもスコアも付く
経費で精算する・領収書がいる事前カード決済宿では領収書が出ないが、マイページから領収書データを表示できる
友人と割り勘する事前カード決済領収書データを人数・部屋数・泊数で分けて表示できる
ポイントを大量に使って予約する現地決済キャンセル料は「ポイントを使う前」の金額を基準に計算される
分割払い・リボにしたい現地決済オンラインカード決済は1回払いのみ
入湯税のかかる温泉宿に泊まるどちらでも入湯税は事前決済に含まれないので、どちらにせよ現地払いが発生する
あき

迷ったら現地決済。これが一番損をしにくい選び方です。理由を順番に説明します。

プランによっては、事前決済しか選べないものもあります。特に早割(30日前早割など)プランに多い気がします。

じゃらんの決済は「片道通行」だと知っておく

この記事でいちばん覚えて帰ってほしいのがここです。じゃらん公式の案内には、支払い方法の変更について次のように書かれています。

オンラインカード決済から現地決済への変更はできません。現地決済からオンラインカード決済への変更のみ可能です。

出典:じゃらんnet「オンラインカード決済について」

つまり、選択肢の広さが左右で違います。図にするとこうなります。

STEP

現地決済で予約する
→ あとからオンラインカード決済に変更できる。選択肢が2つ残る

STEP

オンラインカード決済で予約する
→ 現地決済には戻せない。選択肢が1つに固定される

STEP

だから「まず現地決済で押さえて、予定が固まってから切り替える」が基本形
→ 宿泊日が近づいて取り直す気がなくなった時点で、オンラインカード決済に変更すればいい

「事前決済のほうがポイントが多くもらえるのでは?」と気になる人もいると思います。過去には事前カード決済でポイントが上乗せされるキャンペーンが実施されたことがあり、そのときの案内には「予約後に現地決済からオンラインカード決済に支払い方法を変更した場合も本特典の対象」と明記されていました。あとから切り替えても不利にならない設計だったわけです。

上乗せポイントは時期で変わります

この上乗せ特典は期間限定のキャンペーンとして実施されたもので、常設ではありません。現在実施中かどうかは、予約画面の支払い方法の欄に表示される案内で必ず確認してください。この記事では還元率を断定しません。

2026年8月時点では実施されていません。

事前カード決済を選んでいい人・そのメリット

予約を動かさないと決めているなら、事前決済のほうが快適です。よく誤解されているポイントも含めて整理します。

ポイントもスコアも、現地決済と同じように貯まる

「事前に払うとポイントが付かないのでは」という心配は不要です。オンラインカード決済でもじゃらんのポイントは加算され、ステージ判定に使われるスコアも加算されます。ここは現地決済と変わりません。

クレジットカード側の還元と重ねられる

宿泊料金をカードで払うので、じゃらんのポイントとカード会社の還元を二重取りできます。どのカードで払うと還元率がいちばん高くなるかは、別の記事で比較しています。

チェックアウトが早い

支払いが済んでいるので、当日は鍵を返すだけで出られます。チェックアウトの時間帯はフロントが混み合うので、朝の予定が詰まっているときほど効きます。

鍵を返すだけでチェックアウトできるかなど、ホテルの運用で異なるので、要チェックです。

自分以外の人の宿泊も払える

カードの名義人は宿泊代表者でなくてかまいません。親の旅行を子どもが払う、といったプレゼント用途にも使えます。

あき

これが事前決済のおすすめポイント

るる

旅行をプレゼントするのに使えるね

事前カード決済の5つの落とし穴

ここからが本題です。事前決済で「思っていたのと違う」となりやすいポイントを5つに絞りました。

1. キャンセル料は「ポイントを使う前・税抜」の金額に料率をかける

いちばん誤解が多いのがここです。キャンセル料は実際に支払った金額ではなく、ポイントやクーポンを使う前の宿泊プラン料金から消費税分を除いた額に、キャンセル料率を掛けて計算されます。キャンセル料そのものには消費税がかかりません。連泊の場合は1泊ごとに計算して合算します。

じゃらん公式には計算例が載っていて、3泊で宿泊プラン料金が合計30,000円、ポイントを1,000円分利用した予約を当日キャンセルした場合、キャンセル料は合計20,544円と示されています。

問題になるのは、ポイントを大量に使ったときです。この計算方法をそのまま当てはめると、次のようなことが起こり得ます。

項目金額
宿泊プラン料金30,000円
使ったポイント25,000円分
実際にカードで払った額5,000円
当日キャンセル料の計算基準(税抜額)約27,270円

払った金額は5,000円なのに、キャンセル料の計算基準は約27,270円。キャンセル料が決済額を大きく上回ります。

この表は公式の計算方法から導いたものです

上の金額は、公式に書かれている「ポイント利用前・税抜額に料率を掛ける」というルールに当てはめて計算したもので、この事例そのものが公式に載っているわけではありません。決済額との差額がどう処理されるかも公式には明記がありません。

ポイントを大量に投入する予約ほど、現地決済にしておくほうが安全、と考えておいてください。

2. 返金が複数回に分かれる/月をまたぐと立て替えになる

キャンセルしたときの返金は、複数回に分かれて処理される場合があります。カードの明細に何度も出てきて混乱しますが、仕様です。

やっかいなのは月をまたぐケースで、予約した月とキャンセルした月が違うと、決済と返金が同じ月内に行われないことがあります。つまり、いったん引き落とされてから翌月以降に戻ってくる=その間は立て替えです。高額な宿ほど効きます。

3. カード明細の「利用日」は宿泊日ではなく予約日

決済は予約完了と同時に行われます。そしてカードの利用明細に記載される「利用日」は予約した日で、チェックイン日ではありません。

半年先の旅行を早割で押さえた場合、宿泊のはるか前に引き落としが来ます。「いつ引き落とされるの?」の答えは、予約した日を基準にした、カード会社の締め日と支払日です。

4. 入湯税・地方税・現地での飲食は含まれない

事前決済で精算できるのは、宿泊プラン料金の合計(消費税・サービス料込み)だけです。次のものは対象外で、現地で別途払います。

  • 入湯税などの地方税
  • 現地で追加した飲食代、売店での買い物
  • チェックイン後に追加したオプション

温泉宿だと入湯税の分だけ現地払いが残るので、「事前決済にしたのに財布を出すことになった」となりがちです。この現地払いの分にはじゃらんのポイントも付きません。

5. 1回払いのみ・変更できる項目が限られる

オンラインカード決済は1回払い専用です。分割払いもリボ払いも選べません。複数部屋・複数人の予約でも、分割して決済することはできません。

予約内容の変更も、元の宿泊プラン料金を上回らない範囲に限られます。変更できるのはチェックイン時間、泊数を減らす、部屋数を減らす、部屋数が増えない範囲での人数増減、ポイント利用数、クーポン利用の有無など。それ以外を変えたいときは、いったんキャンセルして取り直しになります。

領収書は宿では出ない。マイページから人数・泊数で分けられる

意外と知られていないのですが、事前カード決済を使うと宿泊施設では領収書が発行されません。支払先が宿ではなくなるためです。

領収書はじゃらんのマイページから領収書データをWeb表示して受け取ります。発行名義は株式会社リクルートです。チェックアウト時にフロントで頼んでも出てこないので、経費精算に使う予定なら手順を知っておいてください。

じつはここが事前決済の一番の強み

この領収書データは、人数・部屋数・泊数で分割して表示できます

  • 友人4人で1部屋を取った → 1人分ずつに分けて表示できるので割り勘の精算が楽
  • 出張で2泊した → 泊数で分けられる
  • 2部屋取って片方だけ経費 → 部屋数で分けられる

紙の領収書を宿でもらうと1枚にまとまってしまうので、割り勘や経費精算をするなら事前決済のほうが手間が少なくなります。

クーポンを取り直す人が事前決済を選んではいけない理由

じゃらんのクーポンは、配布のタイミングによって割引額が変わります。予約したあとにもっと条件のいいクーポンが出たら、いったんキャンセルして取り直すのが定石です。

ところが事前決済にしていると、この動きが重くなります。取り直すたびに決済 → キャンセル → 返金が発生し、返金は複数回に分かれたり月をまたいだりします。カードの利用枠も一時的に二重に埋まります。

クーポンを狙って動く前提なら、現地決済で押さえておいて、もう動かさないと決めた時点でオンラインカード決済に切り替える。これが摩擦のいちばん少ない順番です。

事前決済が使えないケースと、変更する手順

そもそも事前決済が選べない予約もあります。予約前に確認しておきたい条件です。

対象プランかどうかはアイコンで見分ける

すべてのプランが対象ではありません。検索結果に「オンラインカード決済専用」「オンラインカード決済可」のアイコンが付いているプランだけが使えます。アイコンがなければ現地決済のみです。

会員登録なしの予約では使えない

じゃらんの会員登録をしていない予約では、オンラインカード決済は利用できません(Apple Payを利用する場合を除く)。そもそも会員でないとポイントも貯まらないので、登録しておくほうが得です。

現地で使えるカードとオンラインで使えるカードは別物

オンラインカード決済で使えるのは VISA・Mastercard・JCB・Diners Club・American Express と各提携カードです。ただし宿によって、現地で使えるカードとオンラインで使えるカードが異なる場合があります。現地決済のつもりで持っていったカードが宿では使えない、という取り違えに注意してください。

ポイントで0円になる予約は100円で決済される

決済されるのは、ポイントとクーポンを差し引いたあとの金額です。差し引いた結果が0円以下になる場合は、100円が決済金額として処理されます。ポイントで全額まかなったつもりでも、100円だけカードに請求されます。

判断の分かれ道

現地決済で取る
事前カード決済で取る
  • あとから事前決済に変更できる
  • クーポンで取り直しても身軽
  • ポイントを大量に使う予約でも安心
  • 分割払いも選べる
  • チェックアウトに時間がかかる
  • 現地決済には戻せない
  • チェックアウトが早い
  • 領収書を人数・泊数で分けられる
  • ポイント・スコアは同じように貯まる
  • 引き落としは予約日基準で早い

迷ったら現地決済。これで損をする場面はほとんどありません。逆に、事前決済を最初から選んでいい場面は「もう動かさない」と決まっているときだけです。

よくある質問

事前カード決済はいつ引き落とされますか?

決済は予約が完了した時点で行われます。カードの利用明細に載る「利用日」は宿泊日ではなく予約日なので、実際の引き落としは予約日を基準にしたカード会社の締め日・支払日になります。早割で半年先を押さえた場合、宿泊のずっと前に引き落とされます。

キャンセルしたら全額戻ってきますか?

キャンセル料がかかる時期であれば、その分は戻りません。キャンセル料はポイントやクーポンを使う前の宿泊プラン料金から消費税分を除いた額に料率を掛けて計算されるため、ポイントを多く使った予約ほど、実際に払った金額に対してキャンセル料の割合が大きくなります。返金は複数回に分かれることがあり、予約月とキャンセル月が違うと同月内に返金されない場合もあります。

領収書はどこでもらえますか?

宿泊施設では発行されません。じゃらんのマイページから領収書データをWeb表示して受け取ります。発行名義は株式会社リクルートです。

領収書を人数分に分けられますか?

できます。領収書データは人数・部屋数・泊数で分割して表示できるので、割り勘や、複数部屋のうち一部だけを経費にしたい場合に便利です。

現地決済から事前カード決済に変更できますか?

できます。ただし逆はできません。オンラインカード決済から現地決済への変更は不可なので、迷ったら現地決済で予約しておくのが安全です。

分割払いやリボ払いにできますか?

できません。オンラインカード決済は1回払いのみです。複数部屋・複数人の予約でも分割して決済することはできません。分割で払いたい場合は現地決済を選び、宿のカード端末で支払い回数を指定してください(宿によって対応可否が異なります)。

現地決済は現金しか使えませんか?

宿によります。多くの宿はクレジットカードに対応していますが、使えるブランドはオンラインカード決済とは別に設定されている場合があります。心配な場合は宿の設備情報を確認してください。

事前決済にするとポイントは減りますか?

減りません。オンラインカード決済でもじゃらんのポイントは加算され、ステージ判定に使われるスコアも加算されます。

まとめ:迷ったら現地決済、動かさないなら事前決済

じゃらんの支払い方法選びは、この一点に集約されます。

  • 現地決済 → オンラインカード決済への変更はできる
  • オンラインカード決済 → 現地決済への変更はできない

選択肢を残せるのは現地決済のほうです。クーポンを狙って取り直す可能性が少しでもあるなら現地決済で押さえて、予定が固まってから切り替えてください。

逆に、予約を動かさないと決まっているなら事前決済のメリットが効きます。チェックアウトが早く、領収書を人数や泊数で分けて出せるので、割り勘や経費精算をする旅行では特に楽になります。

次にやること

支払い方法が決まったら、あとはどのカードで払うかどのクーポンを当てるかで総額が変わります。同じ宿・同じ日程でも数千円は差が出るところです。

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