結婚式&披露宴当日
ご結婚おめでとうございます。すれ違うスタッフや参列者の方々に結婚式当日何回言われるでしょうか?
おそらく100回は言われると思います。それぐらい結婚式当日は新郎新婦さんを多くの人が支えてくれているのです。
この日のためにウェディングプランナーとお二人の理想を形にするため、打合せを重ねてきたことと思います。
その理想の形を実現するお手伝いをさせて頂くキーマンとなるのが、司会者と今回ご紹介するキャプテンです。
キャプテンとは

ご紹介が遅れました。元結婚式場キャプテンのあきです。
~披露宴出席実績~
キャプテン約80件。サービススタッフ約200件。参列者約20件。合計で約300件の披露宴を見てきました。
キャプテンの役割

ねえねえ。私は右と左どっちの椅子に座ったらいいの?



あれ?ケーキ入刀っていつするんだっけ?



落ち着いて。キャプテンに任せたら大丈夫!
ウェディングプランナーさんと演出や料理の内容等々この日のために、ゲストのことを考え、悩みに悩んで決めて挑む結婚式当日。
新郎新婦様はわくわくドキドキ感で胸が張り裂けそうですよね。
だけど、どのタイミングで入場したらいいの?歩く速さはどのくらい?お辞儀はどのタイミングは?直前になって出てくる疑問の数々。。。。
そんなお二人のサポートをさせて頂くのがキャプテンです。
キャプテンの役割は、新郎新婦様のサポートだけでなく、進行状況の確認。サービススタッフへの指示。披露宴全体の現場責任者なのです。
しっかりと披露宴を進行できるかは、このキャプテンと司会者さんにかかっていると言っても過言ではありません。
キャプテンは誰がするの?



プランナーさんが当日キャプテンしてくれないの?



プランナーさんがする会場もあるけど、ほどんどの場合別の人だよ
ちょっとした疑問ですよね。私達のことを一番分かってくれてるプランナーさんがしてくれたらいいのに。
ほどんどの場合プランナーさんは当日挨拶にきて、会場の隅っこで見守っていることが多いです。プランナーも他の新郎新婦さんとの打合せがどうしても土日になってしまうので、ほとんど時間がありません。
式本番まで責任持ってお二人に付き添って、最高の披露宴を作り上げたいって気持ちはもちろんありますよ。ただ現状それはなかなか難しいのも事実なんです。
キャプテンとの関わり


披露宴前
キャプテンとの初対面。格好を見て頂ければ多分安心して頂けると思います。どのサービススタッフよりもビシッとしています。
自己紹介と簡単な当日の流れを説明させていただきます。
実はキャプテンは見た目も重要。背の低い人はシークレットインソールを忍ばせていました。
入場前
ドッキドキ。お二人の入場前の緊張感や高揚感伝わってきます。キャプテンとしても入場扉が開く瞬間が一番好きです。
扉の前で入場~メインテーブルに着席するまでの流れを説明します。
分からなくなったら、とりあえず私を見て下さい!と伝えます。お辞儀のタイミングなどキャプテンと新郎新婦様はほとんど同じ動きをします。
ここで一番緊張しているのは、新郎様。重大任務のひとつ。ウェルカムスピーチがあるからなんです。カンニングペーパーを使うのはちょっとダサイですね。ここは短めの挨拶でいいのでビシッと決めて欲しい場面。
披露宴中
主賓の挨拶や乾杯時の起立着席からお辞儀のタイミングもしっかりとサポートします。
なんでも相談してください。基本的にお二人の側にいます。アイコンタクトで気が付けます!
披露宴中は何も考えずに思いっ切り楽しんで欲しいです。
料理を完食する新郎新婦様は10%未満だと思います。
新郎様は飲み過ぎ注意!メインテーブルの足元にはビールを捨てられるようにバケツを準備しています。
意外と使用される方が多いです。酔って大惨事にならないように気を付けましょう。
ケーキ入刀などの演出中
ケーキ入刀や中座のタイミングなどしっかりとご説明致しますので安心してください。
退場
扉を出た瞬間。お二人の安堵した顔を拝見するのが好きです。
満足して頂いた顏を見るとああこの仕事いいなと感じます。
最後に
キャプテンは新郎新婦様の表情を一番近くで見ることのできる最高の仕事だと感じます。
しかしながら責任もかなりあります。
通常披露宴は2時間30分。ゲストの入場~退場まで含めての時間なので実質2時間。
ひとつたりとも同じ披露宴はないので、時間通りに進めるのが非常に難しかったです。
オンタイムで終わって、新郎新婦様の満足な表情を見ることができた時が、私にとって大成功です。